入門 / 家計管理の始め方
新社会人の家計簿の始め方。
固定費と変動費の分け方
初めての給料日を迎えると、「何にいくら使えるのか」が急に自分ごとになります。学生時代とちがい、家賃・社会保険料・税金が自動的に差し引かれ、手取り額は額面よりも少なくなります。家計管理の第一歩は、支出を「固定費」と「変動費」に分けて把握することです。
まず支出を2種類に分ける
固定費は、家賃・水道光熱費の基本料金・通信費・保険料など、毎月ほぼ一定額がかかる支出です。変動費は、食費・交際費・娯楽費・被服費など、月によって金額が変わる支出を指します。この2つを分けて記録するだけで、「削れる部分」と「削りにくい部分」が見えてきます。
手取りの50〜60%を目安に固定費を抑える
一般的な家計管理の考え方として紹介される目安。住む地域や家族構成によって適正水準は変わります。
手取りベースで予算を組む
額面の給与ではなく、社会保険料・所得税・住民税が引かれたあとの「手取り額」を基準に予算を組むのが基本です。特に住民税は入社1年目には発生せず2年目から天引きが始まるため、2年目に手取りが減ったと感じる人が多い点も、あらかじめ知っておくと安心です。
先取り貯蓄という考え方
「余ったら貯金する」方式だと、変動費が膨らんだ月は貯蓄額がゼロになりがちです。給与が振り込まれたタイミングで、貯蓄用の口座に一定額を先に移してしまい、残った金額で1か月をやりくりする「先取り貯蓄」の方が、家計簿の記録が続きやすいとされています。
家計簿は完璧を目指さない
1円単位で家計簿をつけようとすると挫折しやすくなります。固定費は口座やクレジットカードの明細から把握できるため、毎日つける必要があるのは主に変動費だけです。まずは「今月使った合計額」を把握することを目標にし、慣れてきたら費目を細かく分けていくと続けやすくなります。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の家計状況については、必要に応じてファイナンシャルプランナーなど専門家にご相談ください。
参考:総務省統計局「家計調査」